プリプラでは状況が非常に流動的であった。特にオフショアはムラがありすぎて、
非常に不安であった。
その中でも「橋脚」「岸沿いカバー」の２個所は安定していたようだが、どちらも
フライト順のリスクが大きすぎ、自分のパターンとして取り込むのはためらいが
あった。
最後の望みをかけて前日プラに入ったが、プラ終了時間直前までノーフィッシュ。
最後に鹿児島本線橋脚付近をやってみると、１投めで１３００をキャッチ。
トーナメンターのチェックでスーパーハイプレッシャーにもかかわらず、このサイズが
イージーに釣れるとは・・・もう、これしかない。
いくらハイプレッシャーの中で釣るのが嫌だといっても、魚がいないところでは
どうしようもない。運を天に任せ、以下の３つの橋脚
	・遠賀橋
	・筑豊本線
	・鹿児島本線
の入れるエリアに入る事にした。
ただ、天気が不安定だし、夜に大雨が降れば上流部は濁りが入って全滅する可能性が
ある。大本命は筑豊本線。フォローで遠賀橋。濁りが入れば下流の鹿児島本線、と
する事にした。フライトが悪ければ隙を見て滑り込むしかない。

当日、フライト抽選は私が行なったが、私は第２フライトの２１番。
とりあえず状況を見るため、まずは筑豊本線橋脚の空いてる部分に滑り込みで入るが、
２０分ほどノーバイト。すぐに遠賀橋に移動し、２本目と３本目へすきを見て滑り
込み、１本４００をダウンショットでキャッチ。その後１時間程度費やすが駄目。
筑豊本線に戻り、バイブでヒットするもバラシ。そこに釘先プロがやってきて、
反対の橋脚でパタパタとキャッチ。

釘先プロと話しをして、お互いの橋脚を入れ替わって攻める。私はスプリットを橋脚
ぎりぎりに落とし込む。と、ヒットするが、橋脚の下にある杭と、それに巻き付いた
他のアングラーの残したラインに巻かれてあえなくブレイク。
その後も２本フッキングミスし、思考回路が切れた。

当ても無く下流へ走り、少しオフショアをやるが、当然駄目。

あとは当ても無くさまよい、１２：００。最後にもう一度筑豊本線へ。

先ほどブレイクした部分でまたもフッキングミス。もう、正常な精神状態ではなく
なった。
もう一度キャストし、今度は確実にフッキング。「よし！」と思った次の瞬間、
ラインがこすれる感触。またも巻かれている。魚はボートの方に回ってきている。
魚はバシャバシャと跳ねた。確実にキロアップ。

しかし、絡んだラインはほどける事はなく、あきらめて切った。
これで今年は終った。。。。

優勝は木山プロ、２位釘先プロ、３位高橋さん。３人とも私と同じく筑豊本線橋脚を
攻めていた。私のパターンは間違ってなかった。
ただ、ライトラインを過信していたのが私の敗因だ。

最近いつもライトラインを使用しているが、その中で特にブレイクする事も無くこれ
までやってきたし、「魚をかける事ができればあとは何とかなる」と思っていた。
これは明らかな間違いだ。「多少バイト数が落ちても、バイトした魚は確実にキャッチ
する」タックルでないと、いざというときにブレイクしてしまう。
今回、釘先プロは、８ＬＢのベイトタックルでセルフウィードレスのライトジグヘッド
を使用していた。私と同じ所を攻めていたのだが、ここで今回の私のように過去に何度
か悔しい思いをしたため、ココを攻めるパターンをやる事を決意した時点で、この
タックルに変更したそうだ。ヒットした魚は全てキャッチしたそうだ。
彼と私との順位の差は、この根本的な部分にあった。

本当に私の詰めが甘かった。
私の甘い部分、弱い部分を露呈した試合であったといえるだろう。
今更何を言っても言い訳でしかないが。。。。。

今回の順位、これが私の実力だ。所詮、こんなもんだ。こんなもんで１位になったり
できるハズが無い。

最終的な９８年のランキングは以下の通り。

	１位  重松プロ：９７点、３年連続
	２位  大井君  ：８９点
	３位  栗原    ：８４点
	４位  堤選手  ：７５点
	５位  竹本君  ：７１点

	１５位 森岡君 ：４１点

です。なんと、我が「プレイヤーズ」は、参加４人中、３人が年間５位以内という
非常に優秀な成績を納めました。いまや北部九州Ｎｏ．１のチームといっても
過言ではないでしょう。今回、今回竹本君は５位、大井君は１１位でした。
２人の成長ぶりはすごすぎる。竹本君にいたっては、毎回私と一緒にプラに行き、
私の持つ全てを吸収してしまった。
今や、２人を弟子と呼ぶ時代はすぎた。次回からは叩き潰すライバルとして戦う
つもりだ。（今江の真似）

まあ、今回の試合は非常にいい経験となりました。まずは基本からやり直します。

残すはウェスタンチャプタークラッシック１試合のみ。今のところ開催地は未定
ですが、ここ遠賀川で開催される可能性が高いようです。今度はがんばります。
（ジャパンスーパーバスクラッシックには出場しません。）

今シーズン応援してくださった皆様のご期待にそえることができず大変申し訳なく
思います。
来年も今年のような好成績が残せるとは思いませんが、来年もがんばりますので
変わらぬご声援をいただければ幸いです。